【ザトウクジラは歌う】
繁殖海域では成熟したオスクジラが水中で音を発することが知られています。
まるで歌を歌うように10分以上かけて1フレーズを歌いきり、終わればまた最初から歌い
だします。そしてそのフレーズは繁殖海域によって異なったフレーズがあることも知られ
ています。水中ではこの歌がはるか30kmも離れたところまで届きます。
広い海の中でクジラ同士が出会いカップルになるには欠かせないオスクジラのラブコー
ルなのでしょうか。
【尾びれの裏の模様は固体識別に利用】
ザトウクジラが水中に潜行するときは尾びれを高く持ち上げて潜ります。
尾びれの裏側には固体によって全て模様が異なります。人間の指紋のようなものです。
この尾びれの模様を写真に撮って世界中の研究者が固体識別をするために利用して
います。ザトウクジラの回遊についてはまだまだ謎が多く、捕鯨が禁止された現在はこ
の尾びれの模様が唯一クジラの回遊経路を知る手掛かりになるのです。
【ザトウクジラのパフォーマンス】
ザトウクジラは水面で呼吸するだけでなく様々なパフォーマンスを見せてくれること
があります。存在の誇示、求愛行動、威嚇行動、その目的はよく解っていませんが
30tもある巨体が宙を舞ったり尾びれを水面に叩きつけたり、その行動は迫力満点
です。






